ヒビコレ

色々と気になること、日々のことなどを記録していきます

レルヒさんを探せ 2015

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コードFに続き、夏の恒例行事レルヒさん探し。これも何とかクリア。

今年で4回目か。昨年から、”タカラッシュ”の冠が取れたせいか、ちょっとマニアックで答えてもスッキリしない謎が多くなったのだが、まぁ今年はすべて解けたのでよしとしよう。

7/27

土市駅周辺エリア】 地図には出ていない船が謎にあるのはどうかなーと思った。

【松之山温泉エリア】 数字が17までで4つにくぎられている意味が最後まで分からなかった。

【まつだい駅エリア】「りとあにあ」と「ばーれーん」を作者国籍と勘違いしたのが失敗。トンボを探せばよかったな。

【仙田エリア】「OKURU+A]の謎が事前に解けなかったのがくやしい。追加ヒントで謎解けて無くても、どこにあるのか分かったので余計にモヤモヤする。

8/3

【トミオカホワイトエリア】 木の数が違っていたー。己は事前に分からなかったのがくやしい

浦佐駅エリア】謎はすぐに解けるのに、探しても見つからない。まさかの隠し場所に脱帽

【塩沢駅エリア】牧之通りは分かっていたが、蟷螂が2ついるとは知らなかった。

【今泉記念館エリア】新緑はヒントみないと分からない。

【道の駅みつまたエリア】謎はすぐに分かったが「ひかりごけ」が見つからない。せめて、現地の案内板にのっているところにしてほしい

【奥清津発電所エリア】問題自体は嫌いではないが、ヒントの場所と答えまでの距離が半端ねー

中里駅エリア】あそこしかないかなと思ってたら違ってた。ヒント見ずに分かった人いたら地元民だろう。

湯沢駅エリア】会場周囲の地図をぐぐって。ようやく分かる。0.4の背景色は実際のものと同じ感じにしてほしかった

 

最終の場所が工事していたのが、なんとも。

そして、このイベントそのものもおそらく地元民(特に十日町エリア)はほとんど知らないのではないかと感じた。

今年のコードF-5でも同じことを感じたのだが、観光地を無理やり回らせて、それでOKならスタンプラリーで十分だ。じっくりと街歩きをさせるなら、エリアの選定や、謎の要素など、考えるべき点は多々ある。

 2012年あたりのレルヒさん探しは、楽しかったし、街を歩くという行為がほんとに楽しめたイベントだった。

 街の魅力を再発見させるのが目的なら、確実にそちらの方が人々の記憶に残りやすいと思う。来年もあるようなら、期待したい。

 

コードF-5~福島に咲く神の花伝説~

f:id:preppy:20150817125446j:plain 少々、前のことになりますが、今年も行われたリアル宝探し、コードF。今年はなんと福島県内30エリアと大規模で行われました。

 なんとか31番目の宝も見つけましたので、一言感想、日程ともに記していきます。

 

3/24

【西会津】 難易度が難しいとあったが、謎そのものはそれほどでも。距離感もあるのでサクサクと。ただしコースが雪の中で宝箱も完全に雪で覆われていた。

【柳津】同じく雪の中。最後の宝箱はかなり過酷

会津美里町】謎2が曲者。宝箱の場所は、ちょっと意外なところ。

会津若松市】天候がイマイチだったのと工事中だったのがちょっとな。天気がいい日に普通に街歩きしたいと思った。

喜多方市】ギリギリだったので、思い切り駆け足で。これもゆっくりと街歩きしたい。宝箱の位置は、何度も通りかかったところだった。

3/26

白河市 南湖公園】 謎そのものは軽めだが宝箱の位置は難しかった。南湖公園にある案内図が大きなヒント。

白河市 白河駅周辺】このエリアは3回目なので土地勘はあるのだが、とにかく問題が難しい。謎一が分からなかったが、のこり二つでなんとかあたりをつけて、宝箱見つける。かなり歩くことになる。

4/21

【昭和村】とにかく距離がある。まだ残雪がかなりあり、それが一番の障害。

南会津町】 土地勘もあるのでサクっと解けた。ただ、「また此処か」感が半端ない

5/7

猪苗代町】観光地を無理やり回らされる感じがあまり好きでない。宝箱の場所は簡単だが、距離が結構ある。

裏磐梯】前回、かなり苦労した問題で良問と思ったが、また同じことをした日には、謎を解かなくても宝がわかるじゃないか。

5/14

土湯温泉】土地勘がかなりあるところだったのだが、今までとはちょっと違ったところに宝箱。こういう、気づかない名所に出会うのがリアル宝探しのだいご味

飯坂温泉】手がかりをうまく、組み合わせるところが、カチッとはまった感じで新しかった。

伊達市】イベントとうまく組み合わせて街歩き。謎自体はそれほど難しくはなかった感じ。

5/21

天栄村】地域マップを見ること不可欠。とは言え、回るところが限定されすぎている感じが否めない。

矢吹町】街歩きが楽しいところなのに、無理やり観光地感が、なんだかなぁ・

【石川町】歩いていける距離に、見るべきところがあり、かなり街歩き&宝探しに向いているところ。また、行ってみたい!

5/28

磐梯熱海】結構何度も行っているところなのに、隠れた名所!ちょっと宝箱の位置にグッときた。

【高柴】木曜定休らしく、施設はほとんど休みで活気なし。謎の答えのところに柵がしてあり、気弱な人ならあきらめる。謎そのものも残念な感じ。

三春町】ここも3回目。それでも観光資源が一杯あるところなので、新しいところ、新しい道。街歩きの楽しさ一杯。

6/11

棚倉町】またもや無理やり観光地。初めての場所なのだから、街歩きでとどめておけばよいのに。

塙町】かなりの距離。謎そのものは好きな感じ。

6/25

【鮫川村】「またココか」感。

古殿町】そこしか無いよなぁと思っていたら、やはりという感じ

いわき市】距離が半端なく広い。湯本でゆっくりと街歩きのパターンがやっぱり好きだったなぁ。

7/7

川内村】謎そのものは難しくないのに、宝箱の在りかが、答え分かっても見つからない。地図MAPでなく、会場案内図にも無い施設なんて、さすがにきつい。

田村市】相変わらず、そこしか無いというのが何とも。街歩きしたいよー

【小野町】距離はそこそこあったが、まぁ謎と答えと街の特色を上手くまとめたなという感じで嫌いではないコース 

7/9

二本松市】小さく、何回もやっているので、「またココか」感はあるが、宝箱は結構盲点のところにあった。

相馬市】ラストでまた初めての場所ということもあり、じっくりと街歩き。宝箱は、まぁそこしか無いだろうなというところ。

 今回のコードF-5の全体的な感想としては、30か所という数の多さもさることながら、移動距離が半端ないということ。
 もともとは宝探しと街歩きを楽しむイベントだったはずなのだが、自動車移動必須になり、子供はそんなに楽しめないんじゃないかな。
 参加者は多いはずなのに、あまり他のハンターと会うことが、これまでよりも少ないのは、街歩き要素が少なくなった分、滞在時間が短くなったからではないかと思う。
 独り身の僕が言うのもなんだが、「親子で楽しめるイベント」であったはずなのだがな。

 もちろん、全部が全部、そういうわけでもない。
 今回は土湯温泉磐梯熱海温泉三春町、石川町、白河市2コースあたりは街歩きと、意外な発見と宝探しのスッキリ感を存分に味わえて好きな感じであった。
 とりわけ石川町はまた訪れたいなと思わせる作りになっていた。

 

おまけ 幻のコードF 31か所目

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7/16 どしゃぶりの雨の中。コードFの31ヵ所目、ようやく終了。先人のメモが一杯。

ここはかつて訪れたこともあるし、今回のコードFでも何回も通った道のすぐそばにある所。

 福島を象徴する景色を見ることが出来るところでもあり、最後の場所にふさわしかったと思います。

 最後にちょっとだけ31か所目のヒント(以下ネタバレなので注意)

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観劇記録 劇団カタコンベ「彼女に与えるべきではないエサのいくつか」

 7月3日および7月6日 新潟古町えんとつシアターにて

 これを見るのは何度目になるんだろうな、多分過去に3バージョンくらい見た覚えがある。

 動物園を舞台にした”ナオコ”と”アキコ”という名の2人の女性の物語。親友で、そして”ヤマちゃん”という男性にまつわるストーリー。

 いつも観終わったあと思うのは、”ナオコ”の独り語りが、少し退屈じゃないか、と思うこと。
 それとラストシーン、ヤマちゃんの正体が分かった後の流れって、あんなに必要なのか?ということ。

 今回は設定も変わったということで、その辺りもどう変わったのか。

 Aキャスト

舞台が植物園。でニョロが、食虫植物に変わったということでナンセンス度合いは高くなる。

 明田川さんのアキコは、まさに想像したとおりのアキコ像。

 明るくて表情が豊かで、光り輝いている。時々、見せる激しさも、救われないという感じではなく、どちらかというと思春期の、どうしようもない感情が剥き出た少女のもののように思える。
 また、酔いつぶれていても、食虫植物の名前がスラスラと出るあたりに、生真面目さも表現されている。

 一方、香里さんのナオコは、時々出る”オレ”からも分かるように、今までのナオコに比べると、少々男性的で寡黙であった。その分、一言、一言の意味が重くなり、結果一人語りが前回よりも短かかったのか。間延びというほどではなかった。

 動きはそれほど無く、セットも極端にまで抑えて、見ている者の想像力をきわだたせていた。

 ヤマちゃんの正体が分かった後での語りは、過去とこれからをつなぐ線に上手くもっていった感じがあった。ただ初日だったせいか、動きそのものが固いところがあり、笑いが少なかった。

 

Bキャスト

 設定が海女。という時点で、パロディーの匂いがプンプン。
 熊倉さんのアキコが凄い!今までのアキコとはまるで違う。明るくて目立っていて・・・
 いや違う。この明るさは見せかけだ。明るい描写はされているが、目に深い闇を持っている。FMでは無く、AM、それも深夜ラジオだけでなく、「安住 紳一郎の日曜天国」あたりもリアルタイムで聞いているような、そんな青春時代を過ごしてきたに違いない。

 そんなアキコと無いする黒江さん役のナオコは、暴走しつつある、アキコを上手く現実世界に留めているなという感がある。

 進行そのものは、とにかく笑いの要素が今までのものよりも、格段に多く、その笑いのパワーで、冗長になりがちな部分を上手くやり過ごしたなという感じであった。

 ラストも、まさに「あまちゃん」の如く、未来への再生が見える大団円ラストとベタに終わったのがよかった。

 また、見終わった後のお客さんの言葉の中に「海を見ながら飲みたくなった」という声があったのが印象的だった。

 最低限のセットの中で「海」が確実に見えていたということであろう。

 同時上演された朗読劇「海の上の少女」が上手くリンクしたのかもしれない。

 

同時上演 朗読劇 海の上の少女

 朗読劇という割には、結構動いていたな。

 「少女はいつまでも少女である」という幻想物語として受け取る。

 導入部のセリフが、聞き取りにくく、世界に入り込みにくかったのだが、徐々に動きが大きくなることで、その世界の美しさ、怪しさが彩られていく。

 「少女はいつまでも少女である」という切ない話。
 少女が色気を帯び大人に変わる瞬間を中島さんというリアルで切り抜いた感じがした。多分、これがリアルで出来るのはまさに今しかなかったのだろう。

 

観劇記録 劇団第二黎明期のW/シェークスピアのエドワード三世

7月2日 ちず屋の2階にて。

原作は読んだことはないが、シェークスピア作と言われる古典で、「スコットランド軍に囲まれたソールズベリー伯爵夫人を救出したエドワード三世が、人妻の伯爵夫人に恋をしてしまい、そして・・・」という話らしい。

衣装、セットは最低限のシンボルとして、登場。(伯爵夫人ならティアラだけという感じ)話される言葉も、淡々と話されるだけなら、いかにも古典的な忠実な言葉使い。

 こう書くと、後は役者の演技で、観る者の想像力を喚起して芝居を進めるのが普通なのだろうが、その逆を行く。

 剣などの小道具は、よりチープになったことで、想像力とのギャップをひろげ、役者の演技は過剰なまでの動き、言葉の抑揚などで、想像力を超えていく。

 そのギャップ、ズレが笑いに変わってゆく。芝居の中の人物たちは至って真剣なのだが、真剣すぎるが故に想像力すらを奪い、観る者は引き込まれながら、第三者的になり、その混沌に飲みこまれていく。

 とりわけ要所で現れるエドワード役の熊倉さんの過剰なまでの笑顔が印象的であった。

 それと「紅茶とライオン」を観た者にとっては、サプライズなゲストが嬉しかった

観劇記録 劇団ハンニャーズ「ウルトラリップスⅢ」

6月20日 月潟稽古場にて。

 七浦探偵事務所は電気・水道を止められた極貧状態からのスタート。
 ろうそくで灯りをとり、トイレはおぞましい状態。

 そんな中、大宮刑事が雨降りの駐車場で発生した溺死事件が「能力」がらみとして、七浦に謎解きを頼むが、七浦は拒む。そこで新たな依頼主「死神」が・・・

 とここまではパンフレットにも書いてあること。
 ミステリーであるので、ネタばらしはしないが、とにかく伏線の回収がお見事であった。
 そして、今回の「子供のころに願ったこと」はあまりにも純粋で切なくて、それだけにラストは美しくすら感じた。そのラストを演出する舞台装置が半端なく格好良かった。

 今回、七浦役が小出さんから神保さんに代わり、初日だったこともあってか、かなり緊張が伝わってきた。小出さんの七浦がクールでありつつ、非日常の狂気を身にまとう感じであったのだが、新保さんの七浦はより人間的な部分が前面に出ている感じ(オープニングの乳問答など)

 内藤さんの西我未は存在感が半端なかったわ。ただ、あそこまでぶっ飛んでいる死神だったら、さらにウザさを出すために上半身裸でネクタイとかしても面白いかなぁと余計な想像をしてしまった。

 大宮刑事の普通ぷりは、磨きがかかった感じであったな。

 そして、相変わらず乙の身体能力の高さとキュートさ。ウルトラリップスシリーズの隠れたテーマとして近藤さんをいかに可愛くするかというテーマが隠れているのではと邪推してしまった。

 などという感じであっという間の90分。極上のミステリーでした。

観劇記録 ブロジェクトB@ZANTO「SEX KINGDOM」

6月6日 新潟古町えんとつシアターにて。

 「ホヤ町なる温泉の出る町を舞台に、町長選あったり、宇宙人襲来あったり、人殺されたりとまぁ、色々と事件があって、ひたすらSEXとか性的なる言葉が飛びかう」となどとストーリやら内容をかいつまんで説明しようとしても混沌以外の何ものでもないし、あまり意味があることとは思えない。

 2時間ちょっとの芝居を中だるみすることなく見ることが出来たというのは面白かったということだろう。

 その前の週の燐光群「屋根裏」が、閉鎖された空間で演じられ、そのせいか見るのに非常に疲れたのに比べると、こちらの芝居は舞台を広く使い、気軽にみることが出来た。

 いい意味で「何も残らない」芝居だった。それは爽快なほどに何も残らない。

 あそこまでSEXとか性的な表現が多く使われていても、いやらしさはほとんど感じず何か別次元の話に見えてきた。

 笑いということで言えば、結構きわどいことをやっていたけど、さすがにあれ以上を求めようとすると、芝居ではなく、コントの要素が強くなるのだろうな。もう少し、生理的に観客や演者を追いつめてもいいかも?というところがいくつかあった。

 演者の熱量は凄いものがあったけど。

 気になった点が一つ。ライトの関係か、非常にほこりが多く感じられた。

 別に不快ということではないが、サブカル的な芝居小屋の演出のために、あのほこりの舞い方すらも計算されていたとしたら凄いなと思った。 

観劇記録 燐光群「屋根裏」

5月29日 新潟古町えんとつシアターにて。

”屋根裏”と呼ばれる2畳ほどの”ユニットハウス”(ユニットルームという言い方のほうがしっくりくる)というか”箱”を舞台にして行われる。

 その”屋根裏”なる”箱”で死んだ弟、誰が殺したかではなく、死に場所となった”屋根裏”の作者を探そうとする兄。という所からストーリーは始まる。

 屋根裏の閉塞空間とあいまって、かなり息が詰まりそうな始まり。

 ところが暗転すると、始まるのは別の話。”屋根裏”は舞台の中心に置かれたまま、オムニバス形式で次々と物語が演じられる。

 シリアスなはじまりとは一転して、基本コミカルな(スラップスティックな)物語。引きこもり少女、刑事の張り込み現場、ニート、少女監禁、夫婦の寝室などなど。

 登場人物はめまぐるしく変わっていく。物語は微妙に隣接しながら、エンディングに近づいていく。

 と、書いている自分も、実はストーリー自体はあまり、覚えてない。

 ただ、2時間10分という長尺ということを知らず、また次の日に仕事があったので、途中からは「この芝居はいつまで続くのだろう」というお芝居を楽しむこととは全く違う思いすらも考えていたりした。

 面白いし、役者の熱量も半端ない。描かれるキャラクターもクレイジーで魅力的だ。”屋根裏”を自宅にも置きたいなとさえ思った。

 ただ、それ以上に「見てたら疲れた」という感想が強かったのも事実。

 見る側にとっても、体力と心の余裕が必要な芝居。

 次、見る機会があれば、万全の体調で挑みたい。